バランス・スコアカードとBIツールとの連携
バランス・スコアカードの戦略マップでは戦略の実行度合いとその結果が現れます。
しかし、残念ながら戦略マップに現れるのは、その戦略が上手くいっているか上手くいっていないかの結果だけでそこから、次の手即ちアクションは分かりません。
そこで、BIツールと連携するのです。
BSCでは何が悪いかが分かります。そしてBIでその原因を調べその調べた結果から、アクションを決定するのです。
BSCとBIの連携については、
1、まず戦略マップは、このマップのオーナーが成功する為、勝つ為の戦略シナリオを考えて出来たものです。
2、戦略マップは、戦略目標と戦略実行度合いを測定するKPIで構成されますが、KPIの実績値はBIから入手する場合が多く有ります。
3、戦略マップ上で結果が良くない戦略目標及びKPIが赤色・黄色のアラームを発します。
4、アラームを発した戦略目標及びKPIの結果が何故思わしくないかその原因をBIツールで分析します。
・商品の品質及び機能が良くないのか ・商品が顧客のニーズに合っていないのか ・販売する方法が良くないのか ・販売する人がよくないのか ・その他いろいろと結果が思わしくない原因を掴みます。
5、BIで分析されたデータから、次に行うべきアクションを見つけ出し 活動計画を作成します。
6、作成されたアクション計画を実行します。 アクション実行者、期間、ターゲットを明確にし、モニターします。
7、アクション結果が戦略マップにフィードバックされますので、その 結果で次へつなぎます。
戦略マップで現れてきたアラームをBIで分析し、原因を調べそして 次へのアクションを作り出し、実行します。 このルーティンを繰り返すことにより、戦略マネージメントを理解する ことが出来るのです。 これが定着することが、戦略が実行出来る組織つくりに結ぶ付くの です。
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