顧客の視点の戦略目標を作成する
●顧客の視点の戦略目標を設定します。
財務の視点と同様、いろいろと参照しながら戦略目標を設定します。 顧客の視点から人材と変革の視点では、財務の視点とは違ってセグメント顧客ごとに戦略目標を設定します。因果関係を確認しながら、あなたのシナリオを組み立てて行きます。
財務の視点と同様、いろいろと戦略目標の候補を参照しながら設定します。
(参照)
1、上位組織の戦略マップ
2、ワークショップであげた戦略目標の候補
3、BSCライブラリーからの参照
4、テンプレートからの参照
5、あなたのビジョンを参照する
6、セグメント顧客の計画を参照する
以上を参照しながら戦略目標を決めます。
●構築ガイド
セグメント顧客として、内部顧客の 設定が重要になる組織も有ります。
セグメント顧客のニーズを掴む必要が有ります。ニーズ調査会議を事前に実施し、ニーズを重要度の高い順に調べておきます。
●顧客計画
顧客計画を
クリック
セグメント顧客の計画と数値目標が表示されます。
戦略目標を設定したいセグメント顧客を選択しクリックします。
そうすると、選択されたセグメント顧客のニーズが下段に表示されます。
戦略目標を参照しながら設定したいものを決めていきます。
参照の方法は今から説明します。
●上位組織の戦略目標を参照
上位組織戦略目標をクリックします。
上位組織の戦略目標を見て採用したいものがあればそれをクリックすると、入力エリアに移ります。採用エリア欄の戦略目標をクリックするとそこに戦略目標が移ります。
採用エリアは左から重要度が高に順に入れていきます。
新規で戦略目標を作りたいときは、直接入力エリアに入力 します。入力完了後、採用エリアをクリックし、そこに移します。
●ワークショップで考えた戦略目標の候補を参照する場合ワークショップをクリックします。
現状分析ワークショップで検討した戦略目標の候補を採用する場合採用したい戦略目標名をクリックします。
入力エリアに移りますので次に、採用エリアをクリックすれば選択した戦略目標が移されます。
新規で戦略目標を作成する場合は入力エリアで直接入力します。採用したいエリアをクリックすればそこに移ります。
●テンプレートから採用したい場合
テンプレートをクリックします。
キャプラン教授のテンプレートが 表示されます。その中から採用したい戦略目標を選択します。
採用したい場合は、同様に操作します。
●BSCライブラリーを参照し、戦略目標を選ぶ場合BSCライブラリーをクリックします。
蓄積されたライブラリーを参照しその中から、適正な戦略目標を選択します。採用したい場合は、その戦略目標をクリックします。
絞り込み方は、財務の視点の時と同じです。
顧客の視点の戦略目標は、上段と下段に別れます。
下段は、顧客にどの様な価値提案をすればよいのかまた、どの様な戦術を取れば顧客が満足するのかを設定します。
上段は、下段で決めた戦略目標が実行されたら、顧客はどの様に変化するか、要するに満足した時に現れる現象を捉えます。財務に繋がる前の顧客の変化を掴む戦略目標を設定します。
戦略策定のスタートは、顧客の視点に有ります。ここを正しく掴まなければ打った戦略の効果が表れません。非常に重要なポイントです。
セグメント顧客のニーズを常に掴む心がけ、癖をつけることが成功する為の重要な点です。
グループ全体が常にこのことを心がけられるように、あなたが指導・アドバイスしていくことが大切です。