戦略のカスケードをチェックする


戦略確認で、BSCプロジェクトのメンバーが確認すべきことがもう一つあります。

 

それは、全社の戦略が下位組織に引き継がれているかチェックすることです。

 

水が上から下に染み渡っていくように
戦略も全社から事業部、部門 即ちSBU(Strategic Business Unit)へと染み渡って実行されなければなりません。

 

これを戦略のカスケードを言います。

 

全組織の戦略マップが出揃いましたら、戦略目標とSBUでマトリクス表を作成し、全社が実施しようとしている戦略全てを下位組織で実行しようとしているか、戦略のカスケードをチェックします。

 

当然のことながら、全組織の戦略マップそれぞれの戦略目標及びKPIには、それらを実行する責任者、担当者が特定できなければなりません。

 

●ある教育産業の情報子会社ですが、ここは早くからBSCを取り入れましたが、戦略マップは作りませんでした。

約200名の企業で1250項目ものアクションプランを実施していました。

しかし、戦略マップが無かった為に、どのアクションがどの様に戦略に結びついているかが不明で、重要なアクションなのかそうでないのか、また実際にこのアクションは必要なのか疑問が発生し、その後見直し、戦略マップを作られ、アクションと戦略を結びつくようにしました。

限られた人的リソースで、戦略に結びつけた活動をする為にも戦略マップが必要となってくるのです。

 

●先日、日経PR主催のBSC研究会に参加しました。
 BSCの導入事例を聞いたのですが、ある製菓会社では、個人のMBO(目標管理)を作成した時には、MBOで自分が実行しようとしている項目は、自組織の戦略マップのどの戦略目標に関係するかは必ず確認をさせているとの事でした。

 

戦略と個人の活動及び評価を一致させる取り組みを行っている事例でした。

 

戦略を如何に効果的に実施するかを常に見守る必要が有ります。

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